2025年もよろしくお願いいたします。
娘(中2)が干支の絵が今年からデジタル画に進化しました!↑
【近況のご報告】
共著の社会心理学のテキストが刊行されました
杉浦淳吉先生・村山綾先生と共に執筆した「社会心理学:社会を動かすもの・変える力」が2024年12月に刊行されました。有斐閣y-knotシリーズの「学問を通して社会とつながろう」というスローガンは,わたし自身が心理学者として,大学教員として,ずっと大切にしたいと思ってきたことそのものです。本書を手にとる方々に,この気持ちが少しでも伝わればと願っています。
東洋大学社会学部社会心理学科にて学科長を務めています(2025年3月末まで)
2021-2022年度の学科長任期においては,Psychexp for Educationを導入して心理学教育のDX化に取り組みました。学科においても定着が進み,よい成果があがってきています。
現在の2024年度の任期で中心的に取り組んできたのは,「4年間で積みあがる学び」を目指したカリキュラム改訂です。さらに,心理学教育のグローバル化に向けて動き始めました。COIL (Collaborative Online International Learning) の来年度導入を目指し,学科教員と協力しながら,準備を進めています。
日本心理学会 (JPA) の3つの委員会にて活動しています。
①国際委員会(委員長)
国際委員会はJPA会員の国際化をサポートすることを目指し,さまざまな活動を展開しています。その活動の一環として,2024年9月,日心大会@熊本において日中韓三カ国シンポジウムを開催しました。その折の「国際共同研究の種をまく」試みは,各国の代表者からとても好意的に受け止めていただき,2025年度以降のシンポジウムにもこの方針がひきつがれることとなりました。
②機関誌等編集委員会(JPR担当委員)
Japanese Psychological Research (JPR) が心理学領域における日本随一の国際誌として,さらに充実し,一層の発展ができるように貢献したいと願っています。現在,JPR特集号(特集テーマ:Experience Sampling Method)の編集に取り組んでいます。
③第89回大会実行委員会
日本心理学会第89回大会(2025年9月@東北学院大学)の開催に向けて,準備を進めています。会場および国際化の担当として,みなさまが心地よく充実した経験ができる大会を目指したいと思います。
日本経験サンプリング法協会は創立から5年目を迎えました。
尾崎が代表理事を務める一般社団法人 日本経験サンプリング法協会 (JESMA) は,2024年11月に創立4周年を迎え,5年目に入りました。
Psychexp(オンライン心理学実験・教育用ツール)とExkuma(LINEを通じた経験サンプリング法ツール)がさらに使いやすくなり,みなさまの研究・教育活動のお役に立てるように,いっそう精進してまいります。
TEDx動画の再生回数約1万回!
2024年1月に公開された TEDxICUのスピーチ動画 How to improve self-control? Five simple rules to form good habits が,この1年間で約1万回再生されました。TEDx出演時には,これほど反響があるとは思わなかったので,正直なところビックリしております。驚くと同時に,「社会に役立つ心理学」をオンライン・メディアを通じて一般向けに発信していくことの重要性についても考えるようになりました。
もちろん,アカデミックな発信,すなわちジャーナル論文の執筆・投稿のほうも頑張っていきたいと思います。
本年もさらに前進する一年にしたいと願っております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
2025年元日 尾崎由佳
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